主人公は弱虫なのか? ~3年国語「モチモチの木」~

「豆太はいったいどんな子なのか」

 12月4日(水)9時10分、3年6組教室。
3年生が、「モチモチの木」の主人公、豆太の性格を、物語の文章をもとにして考えていた。


 座標軸の思考ツールを使って、「勇気がある」、「おくびょう」、「自分勝手」、「やさしい」の視点で分析。児童が考えた意見をグループで共有した。


 続いて、『ドラえもん』の登場人物、のび太の性格を子どもたちに聞いた。

「ちょっとおっちょこちょい。」
「かくしごとをする。」
「ドラえもんにどらえもんにたよりまくっている。」

 子供たちの意見に対して、授業者の教員は、
「映画のドラえもんでは、しずかちゃん思いのやさしいのび太が出てくる。人物像は、人によっていろんな捉えがある。」
と説明。 



 授業の最後に、「モチモチの木」の主人公、豆太の性格をノートに記入した。

「豆太は弱虫な子。しかしゆう気のあるやさしい面もある。なぜなら大好きなじさまのために、ふもとの医者様の場所までなきなき走ったからだ。」

「豆太はいつもはおくびょうな子。しかし、がんばり屋な面もある。なぜなら、医者様の手伝いをして、いそがしかったからとかいてあるから。」



 授業を参観した管理職は、
「思考ツールを使って、グループや学級の仲間と対話するなど、物語文の叙述を基に、登場人物の性格を多面的にとらえることができるような工夫があった。どんな人でも見方を変えるだけで、いいところを見つけることができるというメッセージ性のある、すてきな授業だった。」
と話した。

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  • 【ページ番号】P-1128
  • 【更新日】2024年12月4日
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