令和4年 8月25日小田川市長定例記者会見

令和4年 8月25日小田川市長定例記者会見

220825_3回定例記者会見

記者会見発表資料

2022.8.25記者会見資料 [PDF形式/2.1MB]

記者会見内容(要旨)

本日は、つくばみらい市定例記者会見を開催しましたところ、皆様には、ご多忙の中、ご出席いただき厚く御礼申し上げます。

本日の記者会見は、最初に第3回市議会定例会に提出する一般会計補正予算の主なものについて発表させていただきます。
次に、きらくやまプロジェクトについて、最後に、市からのお知らせをさせていただきます。

それでは、議案第49号「令和4年度つくばみらい市一般会計補正予算第5号」 についてでございます。
私が2期目のマニュフェストに掲げました 「もっとみらいへ」 の取組を実現するため、今定例会に多くの予算を提案いたしました。
補正額としましては、歳入歳出予算の総額に、それぞれ5億7,532万6千円を追加し、
歳入歳出予算の総額を、それぞれ258億6,143万2千円とするものでございます。
「もっとみらいへ」 では、4つの新たな 「みらいビジョン」 を掲げております。
1つ目が、“ど真ん中に市民がいるまち”、
2つ目が、“人に、社会に、やさしいまち”、
3つ目が、“本気の子育てのまち”、
4つ目が、“みらいにつながる好循環なまち”、
この4つのビジョンに基づき、補正計上いたします事業について、説明させていただきます。

まずは1つ目のビジョン、「ど真ん中に市民がいるまち」 として市民の命を守るために、新型コロナワクチン接種に関する補正予算を計上しております。
今年の10月半ば以降に実施が見込まれる「オミクロン株対応ワクチン」の周知や、接種体制の準備を整えてまいります。
医療機関での個別接種だけでなく、必要なタイミングで集団接種を実施できるよう準備を進めます。
集団接種の際には、会場までの送迎バスも運行する予定です。
当市では、これまでスムーズなワクチン接種を実施できておりますので、引き続き、市民の安全を最優先に、万全の体制を整え、実施してまいります。
経費につきましては、全て国費で賄われる予定でございます。

続いての取り組みは、市民の移動手段を守るため「地域交通支援助成金」750万円を計上いたしました。
こちらは昨年度に引き続きの事業で、本年度も実施することといたしました。
コロナ禍での利用者減少や物価高騰などにより、地域交通事業者の経営が圧迫されていることから、助成金を支給し、事業の継続を支援することで、市民の移動手段の確保・維持を図ります。

続いて、2つ目のビジョン「人に社会にやさしいまち」では、デジタル技術の活用に関する予算を計上いたしました。
今般のコロナ禍を契機に、多様な分野でのデジタル化が進んでおります。
当市においても、着実に、自治体DXを推進していくことが求められております。
こうした状況の中で、まずは、市民や市内企業に寄り添うやさしいまちを作る観点から、行政手続き等のオンライン化を推進してまいります。
まず一つは、マイナンバーカードの普及促進を図ってまいります。
令和4年8月現在、当市のマイナンバーカードの交付率は約44%で、全国平均の46.6%を下回っております。
そのため、より申請の促進が図れるよう、現在月2回行っている市内公共施設での出張申請受付に加え、来年3月までの間、期間を設け、市内店舗や市外ショッピングセンターなどでの出張申請を行います。
休日や、買い物ついでなどに手続きができることで、多くの方に利用いただけるものと考えております。
また、11月と、2月の、平日毎日、伊奈庁舎及び谷和原庁舎にマイナポイント申請サポート支援員を配置し、さらなる普及率の向上を図ってまいります。
また、令和5年度から電子契約を導入いたします。
契約手続きのオンライン化により、事業者側は郵送や印刷等の事務費などが軽減できるほか、電子契約では、印紙税が不要となります。電子契約にあたり、事業者側が用意するものは、インターネットにつなげられるデバイスのみですので、その他の経費は必要ありません。当市としても、郵送料や用紙代の軽減、契約書類の電子化など、双方にメリットがあるものです。
今後も、DXを推進し、もっと便利に、もっと暮らしやすいまちにしてまいります。

続いて、3つ目のビジョン「本気の子育てのまち」では、子どもたちの通学環境の改善に関する予算を計上いたしました。
市内の公立中学生に対しては、これまでも、無償で通学用ヘルメットを配布しておりましたが、令和4年4月に道路交通法の一部が改正され、自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化されたことで、ヘルメットの必要性が重視されるようになってきております。
これまでのヘルメットは、「重い、蒸れて暑い、恰好悪い」などという声が聞かれておりました。
これらの声を拾い上げ、「軽くて、通気性が良く、デザインも考慮した」 ヘルメットを改めて全中学生に配布し、登下校時以外でも、ヘルメットを着用して、安全に自転車に乗ってもらいたいと考えております。
次に、債務負担行為補正で計上しました、スクールバスの運行についてでございます。
令和5年4月に予定している、谷原小学校と十和小学校の統合に伴い、通学距離が長くなってしまう児童が生じることから、
これまでの統合校と同様、スクールバスを運行し、安全に新しい学校へ通ってもらいたいと考えております。
使用するバスは、マイクロバス3台で、運転手付きの運行業務委託を予定しております。

最後に4つ目のビジョン「みらいにつながる好循環なまち」では、PFIを活用し行政課題を解決するための予算を計上いたしました。
当市は、みらい平地区を中心に人口増加が進んでおりますが、それ以外の既存地区においては、少子高齢化による、人口減少の傾向が見られます。そのため、既存地区の定住人口の増加や地域活性化を目的として、PFIによる子育て世帯向けの住宅整備を計画しました。
この事業は、市の土地を活用し、民間事業者が資金を調達して、住宅の整備、維持管理、運営を行います。
事業費のうち、住宅建設費の約45%は国の交付金が活用できます。残りの費用は、入居者からの家賃収入を財源にするため、市の負担は最小限となります。
今定例会では、事業用地として旧わかくさ幼稚園に隣接する土地の購入に係る予算を計上しております。
建設する住宅は、3LDKの間取りで、3階建て、2棟、合計57戸程度を整備する予定です。
同時に、集会施設も整備し、住民同士のコミュニケーションが取りやすいよう配慮しております。
また、住宅整備と併せ、PFIとは別に事業者を募集する認定こども園を誘致し、子育て世帯の教育・保育ニーズに配慮した魅力的な事業とする考えです。

続きまして、きらくやまプロジェクトについて お知らせします。
これは、私の掲げる もっとみらいへ のプロジェクトの一つである、みらいにつながる好循環なまちの一環であります。
まずは、きらくやまふれあいの丘について、ご説明いたします。
きらくやまふれあいの丘は、つくばみらい市神生に、平成6年にオープンした施設で、当時は、子どもからお年寄りまでの多くが集い、賑わいを見せておりました。
敷地内には、自然を感じる遊歩道や、アスレチック広場などがあり、そのほか、屋内には、入浴施設や、350人収容の本格的なホールを整備し、多くの市民に活用されてきました。
しかし、子どもたちに大人気だったアスレチック広場は、木製遊具の老朽化が進み、平成30年には、全ての遊具が撤去されました。
遊具の減少に伴い、きらくやまを訪れる親子連れは減少しております。
一方で、老朽化した入浴施設を改修したことや、天然芝でできるグラウンドゴルフが楽しめることにより、多くの高齢者の方々には大変喜ばれております。しかしながら、私といたしましては、きらくやまふれあいの丘の当初の目的である「多世代交流拠点」としての性質が失われつつあることを危惧しております。
子育て世代が多く流入している、みらい平地区の方々にとりましても、新たなコミュニティ形成や多世代を通じた文化的な交流を図る拠点が必要と考えております。
その実現のための取り組みを、「きらくやまプロジェクト」 と名付け、きらくやまふれあいの丘に、かつての活気と賑わいを取り戻し、子どもから高齢者まで、様々な年代の人々が集まり、交流できるようにするために始動させました。
そこで、発足したのが、「きらくやまプロジェクトチーム」です。
令和2年12月から、市役所内の6課・1室、そして社会福祉協議会による横断型プロジェクトチームを立ち上げ、議論を重ねてまいりました。その間、大学生や高校生などの若者の意見や提案を取り入れるなど、工夫を凝らしながら効果的なスケジュールで進めていくことといたしました。
その結果、全体構想として、まずは、子育て世代をターゲットにした取り組みを優先して行い、新たなイベントや事業を継続的に実施していくことで、集客を図り、認知度を高める方針としました。
このプロジェクトチームは、現在進行形で行われており、引き続き、深堀りの検討を進めていきます。そして、今年度からパイロット事業として取り組むのが、遊具設置による子育て世代の呼び込みです。
5月25日に実施した記者会見でもお知らせした、約1千万円のインクルーシブ遊具については、来月入札を実施し、工事に着手します。さらに、今定例会で提案している7500万円の補正予算が承認されれば、市内でも有数の 大型遊具が設置されることとなります。この7500万円は、ガバメントクラウドファンディングによる財源確保を目指すもので、ふるさと納税制度を活用した自治体が行うクラウドファンディングを展開してまいります。
このプロジェクトでは、一般財源だけに頼らない、こうした新たな財源確保の施策にも力を入れてまいります。
この絵は、設置予定の大型遊具のイメージになります。
工事の完了は、来春を予定しております。
オープンの際には、ぜひ記者の皆様も取材にお越しください。
きらくやまプロジェクトは、遊具の設置だけにとどまりません。
この先も、 Wi-Fi環境や、水辺で遊べるエリアを整備したり、その他にも、様々な施設や企画をプロジェクトチームで考えながら、市民にとって何が一番喜ばれるか。この思いを込めて、これからも進化を続けていきたいと考えております。

最後に、市からのお知らせをいたします。
まずは、10月1日土曜日と、2日日曜日に行われます、図書館まつりです。
絵本専門士の石川仁美(いしかわひとみ)先生をお招きし、絵本の読み聞かせを 学びたい方に向けた研修 を行います。
また、科学のしくみを利用した工作、ブックコートのワークショップ、毎回、大好評の図書館で除籍した雑誌の無料配布など、盛りだくさんの内容でございます。
そして、もう一つは、令和元年以来、実に3年ぶりの開催となる、市の文化祭でございます。
10月29日土曜日と30日日曜日に、きらくやまふれあいの丘と市総合運動公園の2つの会場で行われます。
きらくやまで行われる発表は、この日のために、文化団体の方々が練習してきた成果が見られます。
最後に、まもなく9月となりますが、今後も猛暑日が予想されるため、熱中症対策として、
高い遮熱・遮光効果を発揮する「サマーシールド」という素材を天幕に使用した「テント」を、市総合運動公園の多目的広場及び、市内の全公立小中学校に緊急配備しました。
このテントは、遮光効果が100%、紫外線遮蔽率が99%以上で、通常のテントよりもクーリング効果が高く、テント内の気温はテント外の気温と比べ約4度程度低くなるとされております。
本日は、伊奈庁舎前に、そのテントを設置しておりますので、この後、実際に見て、触って、体感していただければ幸いです。

私からの説明は、以上でございます。

 

 

関連ファイルダウンロード

Get Adobe Acrobat Reader

PDFファイルをご覧いただくにはAdobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、左のボタンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロード(無料)してください。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは秘書広報課です。

伊奈庁舎3階 〒300-2395 つくばみらい市福田195

電話番号:0297-58-2111(内線:1101~1106) ファクス番号:0297-58-5611

メールでのお問い合わせはこちら

アンケート

つくばみらい市ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。

Q.このページはお役に立ちましたか?
このページの先頭に戻る
スマートフォン用ページで見る