
「水槽のガラスを割ってしまったことを、次の日に正直に言った主人公の行動に賛成ですか、反対ですか。」
道徳科担当の教員が、4年生の児童に問いかけた。
7月17日(水)10時50分、「ひびが入った水そう」というお話をもとに、正直に生きることについて考える授業が行われていた。
次の日であっても正直に言えたことに賛成する児童。
一方で、すぐに言わなかったこと、水槽で飼っているカメに何かあったら大変、水槽のひびが大きくなることもあることから、反対を唱える児童もいた。
教員は、
「おこられるかもしれないのに、正直になることのよさって何?」
と、問いかけると、児童からは、次々と意見が出された。
「正直に言えばいいことしかない。」
「正直に言わないとずっともやもやが残ってしまうから。」
「嘘を続けると信じてもらえなくなってしまう。」
授業を終えた児童は、
「今まではうそをついて、自慢をしたり、自分が傷つかないようにしていました。
正直に言わないともやもやすると分かっていたけど、相手に迷惑をかけるとは知らなくてうそをついてしまったと思います。
これからは、正直に生きて、人にめいわくにかけないようにしたい。」
と、振り返った。
「正直に生きることについて考え、自分の考えを友達に伝えようとしていた4年生の姿に感心した。」
と授業を参観した岩瀬校長。
