「悲しいとき、うれしいとき、何か特別なことがあったときに歌を読みました。」
「もともとふすまに描かれたものですが、後から分かりやすいように番号を付けました。」
「『てふ』と書いて、『ちょう』と読みます。」
11月11日(月曜日)14時5分。
体育館に集まった4年生を前に、国語主任の教員が「百人一首」の説明をしていた。
「かささぎの渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける」
大伴家持(おおとものやかもち)が作った歌の説明では、スクリーンに美しい天の川の写真が映し出された。
体育館は静まり返り、子供たちは、話に聞き入った。
説明をした教員は、
「子供たちが歌のイメージしやすいように、歌に合う写真を選びました。」
と、話していた。