「みなさんは税金を払っていますか。」
講師の土浦法人会の方が、6年生に問いかけた。
8月30日(金)9時40分、「租税教室」が行われた。
講師は、税の種類や、税によって学校や道路などがつくられていることなどを説明。その中で、教科書の裏表紙に次のように記載されていることを紹介された。
〇この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、国民の税金によって無償で支給されています。
その後6年生は、アニメーション動画「マリンとヤマト 不思議な日曜日」(国税庁制作)を視聴した。
公園で不思議な妖精を助けた小学生のきょうだいが、税金のない世界を体験するという物語。
講師は、「税金は私たちが毎日の生活を豊かで安全に暮らすため、みんなで負担し合う『社会全体の会費』のようなもの」とまとめた。
そして、
「能登半島地震で同じ小学校6年生が、いまだに避難所生活で、苦労している子がいるかもしれない。世界を見渡すと、戦争や紛争で皆さんと同じような生活を送れていない子どもたちがたくさんいる。でも、みんなは税金の恩恵を受けて当たり前の生活ができていることに感謝し、思いやりの心を持って生活して、中学生になってほしい。」
と、6年生にエールを送った。
授業を終えた6年生は、
「税金がなくなると、税金がある時よりもお金がたくさんかかって、当たり前の生活ができなくなる。」
「1億円は、赤ちゃんより重かったです。富士見ヶ丘小学校のプールが1億円することにびっくり。学校全体ではいくらかかったんだろう。」
と、話していた。