熱中症を予防しましょう

熱中症とは

高温多湿な場所に長くいたり、暑い日に激しい運動をすることなどにより、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことを言います。

めまいや吐き気、頭痛、失神等様々な症状をきたし、最悪の場合は死に至ることもあります。

熱中症予防声かけプロジェクト~ひと涼みしよう~

熱中症が起こりやすい場所

熱中症といえば、炎天下に長時間いた、真夏の暑いなか運動をしていたといった典型的な場面ばかりではありません。実は、梅雨の合間に突然気温が上がったなど、身体が暑さになれていない時期にかかりやすい病気でもあります。

具体的には、次のような環境では注意が必要です。

  • 気温が高い、湿度が高い
  • 風が弱い、日差しが強い
  • 照り返しが強い
  • 急に暑くなった

意外なところでは、気温が低い日でも湿度が高いと熱中症にかかりやすくなります。

また、家の中でじっとしていても室温や湿度の高さから熱中症にかかることもあり、総務省消防庁の令和5年度のデータによると、救急要請時の発生場所では、住宅等居住施設が全体の約40%を占め最も多く、次いで道路・農作業場等が12%を占めています。最近ではこの様な室内型熱中症が注目されています。

予防方法

熱中症はきちんとした対策をとれば防ぐことができます。正しい知識を身に付け、熱中症を防ぎましょう。
暑さの感じ方は、人によって異なります。その日の体調や暑さに対する慣れなどが影響するため、体調の変化に気をつけましょう。

高齢者や子ども、障害者・障害児は、特に注意が必要です。
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対するからだの調整機能も低下しているので、注意が必要です。
子どもは体温の調節能力がまだ十分に発達していないので、気を配る必要があります。

室内では・・・

  • エアコンで室温を調節しましょう。遮光カーテンやすだれなどを利用すると、エアコンが効きやすくなります。
  • のどが乾かなくても、こまめに水分補給をしましょう。

外出時・・・

  • 日傘や帽子の着用し、直射日光を避けましょう。
  • 日陰の利用や、こまめな休憩を心がけましょう。
  • 暑い日は、日中の外出をできるだけ控えましょう。体調が悪い日は外出をできるだけ控えましょう。
  • やむを得ず外出する際や、外出時に危険な暑さに見舞われた場合には、涼み処(クーリングシェルター)を活用するなどし暑さをしのぐ工夫をしましょう。
  • 暑さに備えて、日頃から体調管理をしましょう。暑さに備えた体力づくりも大切です。
  • 暑さ指数、熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートを確認しましょう。

からだの蓄熱を避けるために・・・

  • 通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用しましょう。
  • 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす工夫をしましょう。

症状と応急処置

熱中症は急速に症状が進行し、重症化します。軽症の段階で早めに異常に気づき、応急処置をすることが重要です。
熱中症になると表れる症状は、次のとおりです。日本救急医学会(熱中症に関する委員会)では、熱中症の症状を、重症度によって1度から3度までの3つの区分に分類しています。

熱中症の重症度と主な症状

分類 重症度 主な症状
1度 軽症
現場での応急処置が可能
めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)、大量の発汗
2度 中等症
病院への搬送が必要
頭痛・気分の不快・吐き気・おう吐
力が入らない、体がぐったりする(熱疲労、熱疲弊)
3度 重症
入院・集中治療の必要
意識がなくなる、けいれん、歩けない、刺激への反応がおかしい、高体温(熱射病)

もしも、熱中症が疑われる症状の人を見かけたら、落ち着いて、状況を確かめて対処しましょう。

熱中症の応急処置

暑さ指数や熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートを確認しましょう

熱中症特別警戒アラートと熱中症警戒アラートについて(市ホームページ)

暑さ指数(WBGT)の実況と予測(環境庁ホームページ)

 

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電話番号:0297-25-2100(内線:4500~4508)

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  • 2025年5月1日
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