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中学生のチカラ ~引き渡し訓練を終えて~
今から11年前、3年生が1歳の時、「東日本大震災」という、東北地方を中心とする大きな地震がありました。
16000人の方が亡くなり、2500人の方々は未だに行方が分かりません。
そんな中、岩手県の釜石市で、「釜石の奇跡」と呼ばれた出来事がありました。
釜石市の中学校では、地震の後には大きな津波が来ると訓練で教えられていたため、中学生は地震の後すぐに高台に向かって避難を始めました。それを見ていた近くの小学生や小学校の先生、住民の方々も避難を開始したそうです。
避難を終えた人々が振り返ると、学校や町が、巨大な津波に飲み込まれていきました。
中学生がふだん教えられていたことを率先して行ったことが、小学生や住民の方々の命を救ったのです。
皆さんのいるこの体育館は「避難所」です。
小絹地区の避難所は小絹小学校と、小絹児童館です。
地震の後に、一時的に避難するのは「避難場所」。みなさんの家の近くにある公園です。
「避難所」は、家が壊れてしまって生活ができなくなった人々が一時的に生活をする場所です。
「避難所」には、高齢者、けがをした人、赤ちゃんを連れた人、体が不自由な方、様々な方々が避難してきます。
そのような人々に、中学生としてどんなことができるでしょうか。
この後、引き渡し訓練があります。
帰り道に、または家に帰ってから、地震が起きたらどうすればよいか、家の人といっしょに考える日にしてください。
- カテゴリ:
- 校長室より
- 更新日:
- 2025年5月2日
- カテゴリ:
- 学校生活
- 更新日:
- 2025年5月2日
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- 更新日:
- 2025年5月2日