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「肌の白さが強調されるし、血色がよく見えるから赤やピンクの色がいいですね。」


　日本パーソナルカラー協会の講師をされている保護者が、鏡の前で、生徒に布を当てながら語りかける。
　「いつかは色に関わる仕事をしたいと思っていた」という。

　９月１２日（金）、校内フリースクール「らいむルーム」で、２人の講師を招いてイベントを実施した。
　自分に似合う色は何色なのか？
　たくさんの色の中から選ばれた色で、自由にアート。


「濃い色が似合うと診断してもらいました。」
と、参加した生徒。

　クリーム状の絵の具を、小さなキャンバスに塗っていく。
　半分は好きな色で、もう半分は診断してもらった自分の色で着色。
　でこぼこした立体感を伴う絵が描かれていく。
　

　絵の講師をしていただいた保護者は、
「初めは恐る恐る。パーソナルカラーを選んでもらってから自分に似合う色で描くときは、自分の世界に入っていました。心を開放して大胆に自分のなりの塗り方で、周りにいる先生たちの存在も気にならずに描いている感じがありました。最後まで仕上げて終わったときの達成感に満ちた顔、作品を見て満足そうにする顔、お互いの作品を見てほほ笑んでいる姿が印象的でした。」
と話されていた。


「この時間に合わせて登校できた生徒もいる。自分を見つめることができたすてきな時間だった。」
と、活動を見守った教員。