餅注意、ゆっくりかんで、事故防止
餅を食べる機会が増える年末年始は、窒息事故に特に注意が必要です。
特に高齢になると、かむ力や飲み込む力が弱くなります。
次の注意点を参考にして、事故を防ぎましょう。
事例
- 自宅で餅を食べていたところ、のどにつまらせた。苦しがって数分で意識を失い、救急車を呼んだ。救急隊により餅は取り除かれたが、死亡した。
- 朝食に食べた餅がのどに詰まり、反応がなくなった。家族が救急車を呼び、口の中から餅を取り出した。救急隊が到着したときは、呼吸ができていたが異物が残っていたため取り除いた。
病院に到着したときには意識が回復し、他に異常がないことが確認されたため、帰宅となった。
餅を食べる時の注意点
- 餅は、食べやすい大きさに小さく切っておきましょう。
- あらかじめお茶や汁物を飲んでのどを潤しておきましょう。
- ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにしましょう。
- 高齢者と一緒に餅を食べる際は、少しずつ口に入れているか、しっかりかんでいるかなど、食事の様子に注意を払い、見守りましょう。
参考
- 政府広報オンライン「餅による窒息に要注意!喉に詰まったときの応急手当は?」
- 消費者庁「少しずつゆっくりとかんで、餅での窒息事故を防止!」