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「あなたならどうする?」 ~杉原千畝(すぎはら ちうね)の決断から考える命の重み~

「あなたならどうする?」 ~杉原千畝(すぎはら ちうね)の決断から考える命の重み~

 9月30日(火)10時。
 2年2組の教室では、静かな緊張感が漂っていた。
 道徳の授業で取り上げられたのは、「六千人のビザ」。
 第二次世界大戦中、ナチスの迫害から逃れようとするユダヤ人にビザを発行し、命を救った日本の外交官・杉原千畝さんの実話だ。


「あなたが、杉原千畝さんだったら、ビザを発行しますか?」
 教員の問いかけが教室に響くと、生徒たちは、真剣な表情で考え始めた。

 物語の中で杉原さんは、外務省の命令に背き、辞職を覚悟でビザを発行し続けた。
 国の方針と人命の間で揺れ動く葛藤。
 生徒たちはその重みを受け止めながら、自分だったらどうするかを静かに見つめ直していた。

「自分の身を守るために、発行できない」
「発行する」
 そんな声が次々と教室に広がっていく。


 杉原さんの行動は、今を生きる中学生たちに、深く静かな問いを投げかけた。



〇参考
「東書Eネット」
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/   

カテゴリ:
2年生
更新日:
2025年9月30日

「ありがとう」の力を見つめて――2年1組で心あたたまる道徳の授業

「ありがとう」の力を見つめて――2年1組で心あたたまる道徳の授業

 9月30日(火)10時10分、2年1組の教室では、静かな空気の中に生徒たちの真剣なまなざしが広がっていた。
 この日の道徳の授業のテーマは「感謝の気持ち」。
 教材は「魔法使いの少年~いつかの自分~」という物語だった。


 物語の主人公「私」は、車を運転中に赤信号で足止めされ、「間が悪いな」と感じる。
 しかし、横断歩道を渡り終えた少年が、こちらに向かって丁寧に頭を下げた瞬間、心に変化が訪れる――そんな一場面が、生徒たちの心に静かに波紋を広げた。

 授業では、
「ふだんから『ありがとう』って言えている人はどのくらいいる?」
という問いかけから始まり、生徒たちは自分の気持ちと向き合った。

「親には言いにくい。」
「助けられたことを認めたくないときは言えない。」
「プライドが邪魔する。」
 そんな率直な声が次々と教室に響いた。

 授業を担当した教員は、
「学校やいろいろな場面で、『ありがとう』っていう言葉が、みんなの周りにはあふれている。」
と語り、生徒たちに感謝の言葉の大切さを静かに伝えた。


 言葉ひとつで心が変わる。
 そんな「魔法」のような力を、2年1組の生徒たちはこの日、確かに感じ取っていた。



参考
 公益社団法人ACジャパン「ACジャパン広告作品アーカイブ 魔法使いの少年」
 https://www.ad-c.or.jp/campaign/search/index.php?id=588

カテゴリ:
2年生
更新日:
2025年9月30日

秋空の下、1年生がサッカーで大奮闘!

秋空の下、1年生がサッカーで大奮闘!

 10月23日(木)12時、秋のやわらかな日差しが降り注ぐ運動場で、1年生たちが元気に保健体育の授業に取り組んだ。

 男子生徒たちは2チームに分かれ、ゲーム。
 ゴール前で、白熱した攻防やドリブルが繰り広げられた。


 一方、女子生徒たちはパスの練習に集中。
 声を掛け合いながら、正確なパスを繰り返した。
 ボールがつながるたびに笑顔がこぼれ、和やかな雰囲気が広がっていた。

 秋風が心地よく吹き抜ける中、生徒たちはサッカーの楽しさと仲間との絆を深める貴重な時間を過ごした。


〇動画「第1学年保健体育 サッカー」
 https://youtu.be/62rCdCc63xU

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カテゴリ:
1年生
更新日:
2025年10月23日

書道展

書道展

 3年生が国語の毛筆の時間に書いた作品が、1階多目的室に展示されています。

カテゴリ:
校内アートめぐり
更新日:
2025年11月14日

中学2年生になったらみんなでバレーをしたい

中学2年生になったらみんなでバレーをしたい

「中学校の2年生がバレーをしていたのがすごく心に残りました。自分が2年生になったら、みんなでバレーをしてみたいです。」
「わたしは校長しつのソファにすわったのが。心にのこっています。」


 10月3日(金)に、生活科の「まちたんけん」の授業で来校した小学校の2年生から、お手紙が届きました。

カテゴリ:
小中連携
更新日:
2025年10月28日

緊張と集中が交差する瞬間――2年生剣道の授業

緊張と集中が交差する瞬間――2年生剣道の授業

 11月19日(水)11時、武道場。
 足音がピタリと止み、武道場に静寂が訪れる。
 張り詰めた空気の中、2年生の保健体育の授業が始まった。

 生徒竹刀を手に、凛とした姿勢で立ち、体育の教員の掛け声に耳を澄ませる。

「礼!」 力強い声が響くたび、場の空気がピンと張りつめる。
 試合の開始と終了時の所作を、全員で確認。
 ひとつひとつの動きに、緊張と集中が宿っていた。

 自由練習の時間になると、場の雰囲気は少し柔らかくなる。
 友達に
「この動き、合ってる?」
と聞く声、教え合う姿、一人黙々と動作を確認する生徒。

 授業の終わりには、全員で今日の練習を振り返る時間。
 自分の動き、仲間とのやりとり、所作の意味――それぞれが静かに思い返しながら、次への一歩を踏み出していた。


〇動画「緊張と集中が交差する瞬間 ~2年生剣道の授業」
 https://youtu.be/l6uWDj67idQ

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カテゴリ:
2年生
更新日:
2025年11月19日

本の世界へようこそ! 生徒と先生がつくる「読書の森」

本の世界へようこそ! 生徒と先生がつくる「読書の森」

 11月4日(火)から7日(金)までの「校内読書週間」に合わせて、生徒が本に親しむための取組が行われている。


 図書室には、学校司書によるユニークなテーマの新着図書コーナーが登場。
 『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』『ナイスパーチの女子会』『ペヤングソースやきそばで学ぶ問題解決力』など、思わず手に取りたくなるようなタイトルが並び、生徒たちの興味を引いている。


 また、図書委員の生徒たちが手作りの飾りで彩った「ビブリオコーナー」も設置され、国語の授業で行われた「ビブリオバトル」で選ばれた本が紹介文とともに展示されている。
『サクラ咲く』『#真相をお話します』『世界でいちばん透きとおった物語』など、魅力的な作品が並ぶ中、『ビブリア古書堂の事件手帳』を紹介した生徒は、「鎌倉の古書店を舞台に、極度の人見知りな店主と青年が古書にまつわる謎を解き明かす物語」と書いた。


 さらに、教職員によるおすすめ本のコーナーも設けられ、先生の一人は、
「中学生の『ぼく』の気持ちに共感できる内容で、日本や日本で生きることについて考えるきっかけになる」
と、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の本を紹介。

 長い間、読書から遠ざかっていた学校司書さんが、再びいろいろな本を読むきっかけとなった本『恐怖の誕生パーティー』も紹介されていた。
「タイトルに『恐怖』とありますが、ホラーではありません。どちらかと言うとミステリーのような・・・ここでは言えませんが、最後『あっ!?』」という結末が待っています。ああ、言いたい!」


 読書の秋にふさわしいこの取組は、生徒たちに新たな本との出会いを提供し、読書の楽しさを再発見する貴重な機会となった。

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カテゴリ:
校内探検
更新日:
2025年11月23日

ジュウッ!香ばしい音とともに——1年生、初めての生姜焼きに挑戦!

ジュウッ!香ばしい音とともに——1年生、初めての生姜焼きに挑戦!

「何分?」
「1分!」
 エプロン姿の1年2組の生徒が、真剣な表情でストップウォッチを見つめながら、フライパンの上でジュウジュウと音を立てる豚肉を焼いていた。


 11月19日(水)11時。
 この日は家庭科の調理実習。
 メニューは、香ばしい香りが食欲をそそる「豚肉の生姜焼き」。
 調理室内は、甘辛いタレが焼ける音とともに、生姜の香りがふわりと広がり、まるで食堂のような雰囲気に包まれた。


 しかし、実習は順風満帆とはいかなかった。
 三者面談の実施のため、授業時間が10分短縮されているところに、朝からネットワーク障害が発生し、事前に用意していた動画が再生できないハプニング。

 家庭科担当の教員は、グループをこまめに回り、生徒に声をかけ、1年生担当教員も授業をサポート。


「調理は時間が勝負。今日は困難もあったけれど、なんとか実施できました。年明けの実習では、今日の反省を生かしていきたいです。」
と、家庭科の授業を担当した教員は語る。

 限られた時間の中で、協力しながら調理を進めた1年生。
 初めての挑戦に、達成感が残った。


〇動画「初めての生姜焼き」
 https://youtu.be/V0cQvPctXtI

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カテゴリ:
1年生
更新日:
2025年11月19日

茨城をたべよう献立

茨城をたべよう献立

11月21日(金)


・金芽米ご飯

・牛乳

・野菜コロッケ × ソース

・ごぼうサラダ

・大根と白菜のみそ汁

カテゴリ:
今日の給食 MIRAI-LUNCH
更新日:
2025年11月21日

「森の美術館」で心に響く風景を鑑賞 「ネイチャーゲーム」に笑顔咲く

「森の美術館」で心に響く風景を鑑賞 「ネイチャーゲーム」に笑顔咲く

 11月21日(金)11時過ぎ。
 やわらかな日差しが降りそそぎ、雲ひとつない青空が広がる。
  紅葉に染まった木々が、まるで絵の具をこぼしたように色づき、風に揺れるたび、赤や黄色の葉がひらひらと舞い落ちる。

 そんな中、中学校に隣接する公園が、この日だけの「森の美術館」に変身した。
  校内フリースクールに通う生徒たちが、自然の中でネイチャーゲームを楽しんだ。
 講師は、ネイチャーゲームのリーダー資格を持つ養護教諭。


 活動のテーマは「森の美術館」。
  生徒たちは手作りのフレームを手に、心に響く風景を探して歩いた。

 ――木漏れ日が金色に輝くイチョウの葉。
 ――木の根元にひっそり咲く、小さな白い花。
  ――風に乗って舞い降りる、ひとひらの紅葉。

 それぞれが見つけた「美しさ」を、静かに見つめる。
「いいねー。」
「かわいい!」
 そんな声が、秋の空気にふわりと溶けていった。

 講師の養護教諭は、
「これまででいちばん参加者が多く、うれしかった」
と語り、校内フリースクールの担任も、
「教室に戻った後の、生徒の表情が違った」
と、自然の力を感じた様子だった。


〇動画「森の美術館」
 https://youtu.be/7BDpxlfC2vU

参考
「絵画のように美しい一瞬を。自然の美しさを堪能できる〈森の美術館〉」
公益社団法人 日本シェアリングネイチャー協会
https://www.naturegame.or.jp/field-note/lifestyle/007946.html

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カテゴリ:
校内フリースクール
更新日:
2025年11月21日

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