光化学スモッグとは
光化学スモッグは、工場や自動車の排気ガスなどに含まれる窒素炭化物や炭化水素などの揮発性有機化合物が、太陽の強い紫外線を受けると光化学反応を起こし、それにより光化学オキシダントという新しい物質が生成されます。空気中にそれが多くなると、見た目には白いモヤがかかったようになります。夏など、日差しが強く、気温が高く、風が弱いといった条件が重なり、光化学オキシダントが空中に多く停留した状態を光化学スモッグと呼びます。
光化学スモッグは、特に6月~8月頃の風が弱くて気温が高く晴れた日に発生しやすくなっています。
大気中の光化学オキシダントの濃度が高まると、次のような症状が出る場合があります。
- 目がチカチカする、目が痛い、涙が出る
- のどが痛い、せきが出る、息苦しい
- 吐き気がする、頭痛がする・・・など
予報・注意報が出たら…
外出や屋外での運動は避け、屋内で過ごしましょう。
子ども達や体調不良の方は、エアコンの効いた涼しい部屋で休みましょう。
屋内でもなるべく窓またはカーテンを閉めて過ごしましょう。
目やのどに刺激を感じたら、洗顔やうがいをし、屋内で休みをとってください。
症状が回復しない場合は、早めに医師の診察を受けてください。
ぜんそくや呼吸器疾患のある方は外出しないようにしてください。
学校、幼稚園、保育所などでは、状況により屋外運動を中止してください。
学校、病院、診療所などでは、窓を閉めるようにしてください。
自動車の使用を控えるようにしてください。
屋外で燃焼行為をせず、焼却炉の使用もできるだけ避けてください。
光化学スモッグ情報とは
大気中のオキシダント濃度が高くなったときに、茨城県が出す情報(発令)で、次の2種類があります。
(1)予報
オキシダント濃度が0.12ppm(=120ppm)以上になることが予想されるときに発令されます。
(2)注意報
オキシダント濃度の測定値が0.12ppm(=120ppm)以上になり、それが継続することが認められるときに発令されます。
最新の光化学スモッグ情報、注意報の発令及び解除については以下のリンク先から確認してください。
光化学スモッグチラシ [PDF形式/1.5MB]