近年、消費者を取り巻く環境は、少子高齢化、高度情報化社会の進展、経済のグローバル化、ライフスタイルの多様化などにより大きく変化しています。
悪質業者の手口は複雑かつ巧妙化しており、高齢者を狙った架空請求詐欺や還付金詐欺、スマートフォンの普及に伴う各種トラブル、悪質商法、特殊詐欺などの消費者被害は年々増加してきています。また、新型コロナウイルス感染症の拡大による社会状況の変化に影響をを受けて増加した、通信販売、インターネット利用のトラブル等の「新しい生活様式」に関連した消費者トラブルも引き続き発生しており、複雑化かつ多様化しております。
つくばみらい市では、消費者トラブルに適切に対応するため、「つくばみらい市消費生活センター」を設置し、専門の消費生活相談員を配置して、消費者からの消費生活に関する相談や苦情などに対する相談業務を行っています。
また、消費生活に関するトラブルを未然に防止するために、消費生活相談員が地域や学校などに出向く「出前講座」の実施や消費啓発チラシ等を配布するなどの情報発信も行っています。
今後も引き続き、市民の皆様が安心で安全に暮らしていけるよう、消費者行政の維持・強化に努め、持続的に取り組んでまいります。
市民の皆様には、悪質商法等の被害にあってしまったとき、サービスについて疑問や不審を感じたときは、お気軽に消費生活センターまでご相談をお寄せくださいますようお願い申し上げます。
令和5年7月 つくばみらい市長 小田川 浩