消費者庁によると、転倒や誤嚥などの、高齢者の不慮の事故は増加傾向にあります。
特に冬は、お餅による窒息事故や、入浴中の事故が起きやすい季節です。
事故を防ぐには、高齢者ご本人だけでなく、周りで見守っている家族などの同居者も一緒になって対策を考える必要があります。
万が一、事故が起きてしまった時は、119番通報をしましょう。
お餅による窒息事故を防ぐために
- 調理のときにお餅を小さく切っておく。
- 先に汁物を飲んで喉をうるおしておく。
- よくかんでから飲み込む。
入浴中の溺水事故を防ぐために
急な血圧の変動が、溺水事故につながります。
- 脱衣所は暖めておく。
- 浴槽からはゆっくり立ち上がる。
- 食後・飲酒後は入浴しない。
- 入浴する前に家族に一声掛けておく。
- 高齢者の入浴中は、家族は入浴時間や音などに注意しておく。
転倒・転落事故を防ぐために
家の中では
- カーペットの端を留める。
- 電源コードをよく歩く場所に引かない。
- 床に新聞紙やチラシを置かない。
- 階段に手すりや滑り止めを付ける。
- 足元ランプを付ける。
外出時には
- 歩道と車道の段差や濡れたマンホール、車止めに注意する。
参考
消費者庁公表資料
- 「みんなで防ごう高齢者の事故!-冬はお餅の窒息事故、入浴中の溺水事故が起きやすい季節です- 」 [PDF形式/1.37MB]
- リーフレット「みんなで防ごう高齢者の事故」 [PDF形式/852.31KB]
- 「2020事故防止カレンダー」 [PDF形式/1.28MB]
- 消費者庁ホームページ「みんなで知ろう、防ごう、高齢者の事故」