○つくばみらい市建設工事検査技術基準

平成28年12月28日

訓令第14号

(趣旨)

第1条 この基準は、つくばみらい市が発注する建設工事の着手から完成までを検査する上で、工事の品質確保及び検査の適切な実施を図るため、技術的検査項目及び検査の着眼点を定めるものである。

(検査の技術基準)

第2条 検査は、当該工事の出来形を対象として実地において行うものとし、契約図書に基づき、工事の実施状況及び出来形、規格、品質等の出来栄えについて適否の判断を行うものとする。

2 工事の実施状況の検査は、契約の履行状況、工程管理、安全対策等の実施状況の資料と契約図書とを対比しながら行うものとする。

3 出来形の検査は、工事目的物の設置位置、出来形の寸法及び出来形管理の資料と契約図書とを対比しながら、茨城県土木工事施工管理基準で定める出来形管理基準及び規格値に基づき行うものとする。

4 品質の検査は、品質及び品質管理資料と契約図書とを対比しながら、茨城県土木工事施工管理基準で定める品質管理基準及び規格値に基づき行うものとする。

5 出来栄えの検査は、仕上げ面、通り、すり付けなどの程度及び全般的な外観について、目視及び観察により行うものとする。

6 各種工事における主な検査項目及び着眼点は、別表によるものとする。

7 部分引渡し検査については、前各項の規定を適用するものとする。

(検査の事後処理)

第3条 実地において検査した箇所は、測定した数値を出来形管理図、平面図、構造図等に記録するものとする。

この基準は、平成29年1月1日から施行する。

別表(第2条関係)

主な検査項目及び着眼点

1 土木工事

〔一般土木工事〕

工種

検査項目

備考

1 共通事項

(1) 施工体制・配置技術者の確認

(2) 施工状況の確認(施工管理、品質管理)

施工体制台帳、施工体系図、その他、施行計画書、段階確認、品質管理記録

(3) 工程管理、安全対策の実施状況

工程表、工事安全活動記録

(4) 対外関係との調整状況

関係機関・地元との調整、苦情等の対応

(5) 出来形・出来栄えの確認

出来形管理図(表)、自社管理基準

施工計画書記載、関係資料

工事写真、その他関係資料

(6) 高度技術・創意工夫の評価

(7) 社会性等の評価


(8) 法令遵守等の確認

関係法令書類、資料

2 土工

河川土工

道路土工等

(1) 基準高、幅、勾配こうばい、延長、断面形状

(2) 土質又は岩質

(3) 施工状況、施工管理状況の確認、締固め、埋戻し、盛土

(4) 仮BMの確認

(1)については数箇所選定して実測確認

・施工管理資料及び工事写真による確認

・残土処理法の確認

・盛土材料の確認

・リサイクル法関係書類の提出確認

3 路盤工

(1) 基準高、幅員、厚さ、延長、横断形状

(2) 使用材料の品質管理状況

(3) 施工状況、施工管理状況の確認

(1)については数箇所選定して実測確認

・施工管理資料及び工事写真による確認

・表面の仕上がり状況、不陸ふりくの有無

・プルーフローリングによる不良箇所のチェック

・構造物に接する部分の転圧状況の確認

4 舗装工

(1) 基準高、幅員、厚さ、延長、横断形式、平坦性

(2) 使用材料の品質管理状況

(3) 施工状況、施工管理状況の確認

(1)については数箇所選定して実測確認

・品質管理、施工管理資料による確認

・施工継目の状況

・構造物に接する部分の施工状況

・平坦性(目視、必要により管理結果)

5 コンクリー卜工一般

(1) 使用材料の品質管理状況

(2) コンクリー卜の強度

(3) 施工状況の確認

・品質管理、施工管理資料による確認

・試験値のばらつき、最低強度の確認

・必要に応じシュミットハンマーテスト又はコア抜取り強度テストにより確認

・打設状況の適否(工事写真による確認)豆板の有無、打設・締固め方法の適否

・養生方法

・塩化物含有量、アルカリ骨材反応対策

6 鉄筋工

(1) 施工状況の確認

(2) 使用材料の規格、寸法、試験結果

(1)については現地測定(中間検査、監督確認)又は工事写真により確認

・鉄筋加工の適否

・鉄筋間隔、組立の正確性、結束の確実性

・かぶり、継手の可否

7 ブロック積擁壁

(1) 基準高、のり長、勾配こうばい、厚さ、延長、(面積)

(2) 基礎工、基礎砕石

(3) 使用材料の品質管理状況

(4) 施工状況の確認

(1)については数箇所選定して実測確認

・胴込、裏込材の施工状況

・裏丁張り、裏型枠の実施状況

・水抜き管の配置、取付状況

・ブロック面のはらみの有無

・必要に応じて注水試験

8 張ブロック

(1) 基準高、のり長、勾配こうばい、厚さ、延長、(面積)

(2) 基礎工、基礎砕石

(3) 使用材料の品質管理状況

(4) 施工状況の確認

(1)については数箇所選定して実測確認

ならしコンクリート、基礎砕石厚さについては3箇所選定して抜取り確認

ならしコンクリートとブロックの密着状態

9 コンクリート擁壁

(1) 基準高、天端てんば幅、高さ、延長、法勾配のりこうばい

(2) 基礎工、鉄筋工、コンクリート工

(3) 使用材料の品質管理状況

(4) 施工状況の確認

(1)については数箇所選定して実測確認

・品質管理、施工管理資料による確認

鉄筋加工組立状況及びかぶり基礎くい躯体くたいの位置関係

コンクリー卜の品質状況

・打継ぎ目の施工状況

・縦方向の通り

・表面の仕上がり状態、豆板の有無

10 モルタル吹付工

(1) 面積、のり長、厚さ

(2) モルタルの品質

(3) 施工状況の確認

・数箇所穿孔せんこうにより厚さ及び金網のかぶり等の確認

・亀裂、浮上がりの有無

・周辺のり面との取付状況

11 樋門、樋管工

(躯体くたい工)

(1) 基準高、内空断面(幅、高さ)、厚さ、延長

(2) 鉄筋工、コンクリー卜工

(3) 基礎くい

(門扉工)

(4) 開閉機能等

・基礎工、基礎くい施工状況の確認

・継ぎ手部漏水の有無

・ひび割れ、破損の有無

・埋戻し土質及び転圧等施工方法

・門扉の作動試験(動力)、操作の円滑性

・水密性の確認

・有害ながたつきの有無

12 管(函)りよう

(1) 基準高、延長、高さ、径又は幅、厚さ

(2) 使用材料の規格寸法

(3) 基礎工

(4) 鉄筋工

(5) コンクリート工

(6) 施工状況の確認

(1)については数箇所選定して実測確認

・基礎工、鉄筋工、コンクリートの施工及び品質の適否

・中心線のずれ

・継ぎ手部漏水、ひび割れの有無

・管底のたるみ等の不具合の外観確認

・埋戻し方法

13 側溝、水路工

(1) 基準高、厚さ、幅、高さ、延長

(2) 基礎工

(3) 施工状況の確認

(1)については数箇所選定して実測確認

・漏水の有無、継ぎ目の施工状態

・埋戻し方法

14 くい基礎工

(1) 基準高、本数、間隔と偏心

(2) 使用材料の品質、規格寸法

(3) 施工状況の確認

・許容偏心量の確認(監督員に確認)

・施工管理資料により確認

くい頭の処理、継ぎくい施工状況の適否、打込み長さ、支持力(監督確認又は施工管理資料)

・施工方法の確認(写真等)

15 ウェル、ケーソン工

(1) 基準高、各部構造・寸法、偏心、傾斜量

(2) 地耐力

(3) 沈下管理

(4) 工場製品ウェルの品質、寸法

(5) コンクリート工(ケーソン)

(1)については数箇所選定して実測確認

・地耐力(監督確認又は施工管理の資料)

・コンクリート打継部、ウェル接合部の施工状況

・傾斜量、偏心量

・掘削土の処分方法の確認

16 溶接工

(1) 溶接長、脚長、のど厚

(2) 溶接棒の種類、溶接方法

(3) 溶接工の資格

(4) 施工状況の確認

・外観観察及び工事写真による確認、必要に応じ放射線検査

・溶着金属表面の均一性、割れ、ブローホールの有無、アンダーカット、オーバーラップ等の母材接合部の状態観察

・母材のゆがみ

17 塗装工

(1) 塗料の種類、品質、色別、色調

(2) 素地調整、塗装回数

(3) 膜厚

(4) 施工状況の確認

・現地観察及び工事写真による確認

・ケレン度の適否

・塗膜の状態(気泡、むらの有無)

・隅部、裏面等の塗残しの有無

・膜厚計による計測

18 橋りよう一般

(1) 基準高、縦横断勾配こうばい、橋長、幅員、橋面工

(2) 伸縮継手、支床工

(3) 施工精度、仕上がり美観

・現地測定及び施工管理資料による確認

・取付道路との取合い、排水処理の状況

・遊間の適否、平坦性、アンカー据付けの状況

19 橋りよう下部工

(1) 基準高、形状寸法

(2) 中心線のずれ、角度、位置関係

(3)くい基礎工

(4) 鉄筋コンクリート工

(1)については現地実測により確認

橋座、胸壁の標高、胸壁・橋脚中心間の距離の計測等

・相互の位置関係:橋台・橋脚相互間の対角線長の確認等

・配筋検査結果等の確認

20 RC、PC橋上部工

(1) けた又は版の形状寸法

(2) PC鋼線・鋼棒の配置及び緊張管理状況

(3) 鉄筋及びコンクリート工

・現地測定及び施工管理資料により確認

断面寸法、けた間隔、全長、支間

・緊張力の設計計算書との照合

・キャンバーの確認(支間中央)

・配筋検査結果等の確認

21 鋼橋上部工

(1) 使用材料、部材の品質、形状、寸法

(2) 仮組の仮設の状況

(3) 鉄筋及びコンクリート工

(4) 塗装工

・品質及び施工管理資料により確認

指定材質の確認(ミルシート等)

・床版鉄筋の径及び組立状況

・工場仮組検査により確認

ロールきず、割れ、有害腐食の有無、全長、支間、断面、けた間隔、平面対角、断面対角、製作キャンバー、ウェブの変形・曲がり、各部材長の計測等

部材溶接工の適否等

・架設キャンバー

・排水、高欄等附属施設の設置・固定状況

22 離岸堤

(1) 基準高、天端てんば幅、延長

・材料の品質・規格の確認

・ブロック製作工一般

・使用重機類の確認

23 防砂ダム

(1) 基準高、基礎高、幅、長さ、法勾配のりこうばい

(2) 断面形状、袖部根入れ

(3) 水通し断面

(4) 土質又は岩質

(5) コンクリート工

(6) 施工状況

(1)及び(2)については現地測定及び工事写真により確認

・必要に応じ水抜き穴位置で堤厚の確認

・コンクリート施工方法の適否、打継ぎ目の施工状況確認(写真及び観察)

・間詰めコンクリートの施工状況確認

・残土処理法の確認

・水叩き厚さ、長さの確認

・副堤長、幅、根入れの確認

24 トンネル工

(1) 基準高、延長、幅、高さ、断面形状、覆工厚

(2) 土質、岩質

(3) コンクリート工

(4) 施工状況

(1)及び(2)については現地測定、工事写真及び施工管理資料により確認

・覆工裏込め材注入状況の確認

・湧水処理の確認、継方向及び打継ぎ目の状況

・コンクリートの仕上がり面

・安全対策状況

〔下水道工事〕

25 マンホール工

(1) 基準高、厚さ

(2) 形状寸法

(3) 施工状況の確認

(4) 使用材料

(1)及び(2)については現地測定により確認

・計画路面高との段差

躯体くたいコンクリートの断面寸法、厚さ

(製品については規格証明書による。)

26 推進工

(1) 基準高、延長

(2) 中心線のずれ

(3) 使用材料の規格寸法

(1)についてはマンホール位置で実測確認

・管路勾配こうばい及び蛇行の有無

・建設汚泥の処理状況確認

27 シールド工

(1) 基準高、延長、覆工厚

(2) 中心線のずれ

(3) 仕上がりの内径

(4) セグメント裏込注入

(5) 使用材料の品質、規格、寸法

(1)については現地測定及び施工管理資料により確認

・管路勾配こうばい及び蛇行の有無

・建設汚泥の処理状況確認

28 処理場施設(土木工事)

(1) 基準高、幅、高さ(深さ)、長さ

(2) 鉄筋コンクリート工

(3) 使用材料の品質、規格

(1)については現地測定及び施工管理資料により確認

・基準高の確認(特に自然流下施設)

・配筋検査結果の確認

・漏水及び止水板施工の確認

2 建築工事

工種

検査項目

備考

1 共通事項

(1) 施工体制・配置技術者の確認

(2) 施工状況の確認(施工管理、品質管理)

施工体制台帳、施工体系図、その他、施行計画書、段階確認、品質管理記録

(3) 工程管理、安全対策の実施状況

工程表、工事安全活動記録

(4) 対外関係との調整状況

関係機関・地元との調整、苦情等の対応

(5) 出来形・出来栄えの確認

出来形管理図(表)、自社管理基準

施工計画書記載、関係資料

工事写真、その他関係資料

(6) 高度技術・創意工夫の評価

(7) 社会性等の評価


(8) 法令遵守等の確認

関係法令書類、資料

2 仮設工事

(1) 危険防止の確認及び措置

(2) 仮設物の設置及び撒去確認

(3) ベンチマーク、跡片付け、地ならし確認

(4) 境界の確認


3 くい打ち工事

(1) 材質、規格、寸法及び本数の確認

(2) 位置及び支持力の確認

(3) 工法の確認

RCパイル、PHCパイル、SCパイル、三角くい、鋼管くい

4 土工事

(1) 根伐り、埋戻し及び残土処分の確認

(2) 栗石寸法、転厚、地耐力の確認


5 鉄筋工事

(1) 材料規格、寸法及び配筋状況の良否

(2) 試験結果表の報告

基礎、柱、はり、床版、壁、その他

6 コンクリート工事

(1) 骨材の材質、寸法、配合の試験及び結果報告

(2) コンクリートの強度試験及び結果報告

(3) 型枠及び型枠の存置日数の確認

(4) クラックの良否、豆板の有無

(5) 幅、基準高の確認

(6) PC部材の製作及び組立状況の良否

(ア) 基礎幅はつぼ堀の場合2箇所以上、布堀の場合3m2内外に1箇所以上

(イ) 柱、はりの基準高及び幅は原則として一区画について2箇所以上

(ウ) 段高は一区画について2箇所以上

7 鉄骨工事

(1) 材質、規格、寸法の良否

(2) リベット、ボルトの種別、径、本数の確認

(3) 加工組立状況の良否

(4) 溶接、防さび塗装の良否

(5) 溶接の欠陥、変形

JASS6の「鉄骨精度検査基準」による

8 組積工事

(1) 材質、規格、寸法の良否

(2) 積高、目地の確認

(3) 配筋の確認

壁、がりょう

9 防水工事

(1) 材質工法の良否

(2) 各所納り良否

(3) 建具回りの防水処理の確認

(4) 漏水の有無

(5) 防水保証書の確認


10 木工事

(1) 材質、等級、寸法、乾燥状態及び仕上げの良否

(2) 部材の仕口、継手加工及び金物の良否

(3) 養生、防腐処理の確認

(4) 施工程度の良否

(ア) 天井高は一区画について2箇所以上

(イ) 枠は随意

11 屋根工事

(1) 材質、ふき上り程度及び納りの良否

(2) 漏水の有無


12 左官工事

(1) 下地処理の程度の確認

(2) 厚さ、勾配こうばいの良否

(3) 平滑度、仕上げ状況の良否


13 建具工事

(1) 材種、材質、形状寸法の仕口の良否

(2) 開閉具合の良否

各種建物及び附属金物

14 ガラス工事

(1) 材種、固定状態の良否


15 内装工事

(1) 材種、割付、目違、傷跡、汚れの良否

(2) 釘・ビスの間隔の確認

(3) 仕上げ状況の良否


16 塗装工事

(1) 下地材の乾燥程度の確認

(2) 塗り回数の確認

(3) 刷毛はけむら流れなどの仕上げ状況の良否


3 電気設備工事

工種

検査項目

備考

1 共通事項

(1) 施工体制・配置技術者の確認

(2) 施工状況の確認(施工管理、品質管理)

施工体制台帳、施工体系図、その他、施行計画書、段階確認、品質管理記録

(3) 工程管理、安全対策の実施状況

工程表、工事安全活動記録

(4) 対外関係との調整状況

関係機関・地元との調整、苦情等の対応

出来形管理図(表)、自社管理基準

(5) 出来形・出来栄えの確認

施工計画書記載、関係資料

工事写真、その他関係資料

(6) 高度技術・創意工夫の評価

(7) 社会性等の評価


(8) 法令遵守等の確認

関係法令書類、資料

2 配管工事

(共通)

(1) 配管の種類、太さ、本数等の確認

(2) 配管とボックスとの接続及びわん曲部の施工確認

(3) 配管の支持方法及び支持間隔の確認

(4) ボックス及び配管位置の適否

(5) 送り接続部、ボックス接続部のアースボンドの確認

(6) ハンドホールの位置及び寸法の確認

(7) ケーブルの埋設標の確認


3 配線工事

(共通)

(1) 電線の種類、太さ、本数等の確認

(2) 電線接続の施工確認

(3) 接続端子の締付け確認


4 受変電設備

(1) 各機器の定格仕様の確認

(2) 各機器の配置、数量の確認

(3) 盤類の寸法、材厚の確認

(4) 盤類の計器、ランプスイッチ等の数量、目盛値の確認

(5) 開閉器の数量、容量等の確認

(6) 端子締付けの確認

(7) 変圧器二次電圧の計測

(8) 保護継電器類の動作機能試験

(9) 絶縁抵抗測定

(10) 絶縁耐力試験

(11) 接地抵抗の測定


5 電灯電熱設備

(1) 盤の開閉器容量、トリップ値の確認

(2) 盤の分岐回路数、電流容量等の確認

(3) 絶縁抵抗測定

(4) 接地抵抗測定

(5) 器具の形式、定格等の確認

(6) スイッチの点滅区分の確認

(7) コンセントの形式容量等の確認

(8) 誘導灯の停電時点灯の確認

(9) 非常照明灯の点灯の確認及び照度測定


6 動力設備

(1) 盤の寸法、材厚等の確認

(2) 開閉器の容量、トリップ値、数量等の確認

(3) 計器類の数、目盛値の確認

(4) 端子締付けの確認

(5) 監視、表示、故障表示、ブザー等の確認

(6) 自動、手動切替操作の動作の確認

(7) インターロック回路の動作の確認

(8) 電動機の回転方向の確認

(9) 絶縁抵抗測定

(10) 接地抵抗測定


7 拡声設備

(1) 増幅器の形式、ワット数の確認

(2) スピーカー、アッテネーターの定格数量等の確認

(3) 子電話機の配置、番号等の確認

(4) 配線接続部の接続方法の確認


8 誘導支援設備

(1) 形式、容量、子機数等の確認

(2) 電源装置の容量、電圧等の確認

(3) 子電話機の配置、番号等の確認

(4) 通話明りよう度の確認


9 テレビ共同受信設備

(1) アンテナ、ブースター等の仕様定格の確認

(2) 分岐器、分配器等の仕様、接続の確認

(3) 各端子において電界強度測定

(4) 各チャンネルの受像状況の確認


10 自動火災報知設備

(1) 受信機の形式、容量等の確認

(2) 表示窓名称及び記入方法の確認

(3) 警戒区域図の確認

(4) 絶縁抵抗測定

(5) 回路導通試験

(6) 火災動作試験

(7) 予備電源装置にての動作の確認

(8) 各回線ごとに表示、ベル鳴動の確認

(9) 感知器の種類、種別等の確認

(10) 各感知器の作動試験

(11) ポンプテスト及び燃焼試験

(12) 発信機による消火栓ポンプ起動の確認

(13) 電話機の通信状況の確認


11 雷保護設備

(1) 突針、避雷導線の仕様の確認

(2) 避雷導体の取付接続の確認

(3) 接地抵抗測定

(4) 端子部の締付けの確認


12 構内交換設備

(1) 交換装置、電源装置の仕様、容量の確認

(2) 電話機の台数、番号等の確認

(3) 電話機の通信状況の確認


13 昇降機設備

(1) 昇降機の形式、容量等の確認

(2) インジケータの動作の確認

(3) 管制運転の確認


4 機械設備工事

工種

検査項目

備考

1 共通事項

(1) 施工体制・配置技術者の確認

(2) 施工状況の確認(施工管理、品質管理)

施工体制台帳、施工体系図、その他、施行計画書、段階確認、品質管理記録

(3) 工程管理、安全対策の実施状況

工程表、工事安全活動記録

(4) 対外関係との調整状況

関係機関・地元との調整、苦情等の対応

出来形管理図(表)、自社管理基準

(5) 出来形・出来栄えの確認

施工計画書記載、関係資料

工事写真、その他関係資料

(6) 高度技術・創意工夫の評価

(7) 社会性等の評価


(8) 法令遵守等の確認

関係法令書類、資料

2 配管工事

(共通)

(1) 配管の種類、サイズ

(2) 弁の種類と耐圧


(3) 可とう継手、伸縮継手の取付状況

支持状況のチェック

(4) 自動エアー抜き弁の取付状況

ドレーン水は排出できるか

(5) 温度計・圧力計の取付状況

(6) 支持間隔及びがたつき状況


3 保温工事

(共通)

(1) 保温材の厚み

(2) 仕上げ材の種類の確認


(3) ラッキングのコーキング状況

雨水の混入はないか

(4) 凍結・結露対策の確認

寒冷地対策の配慮

4 防錆・塗装工事

(共通)

(1) 防さび処理は適切か

(2) 名札の取付け、文字の確認

(3) 文字書き、矢印は適切か

(4) 下塗り、仕上げ塗装は適切か


5 給水設備工事

(1) 水道加入金・負担金について

支払いは完了しているか

(2) 漏水テストの有無

写真にて確認

(3) 土中埋設深さの確認

写真にて確認

(4) 埋設シートの確認

写真にて確認

(5) 埋設表示くいの確認

(6) 受水槽の清掃は実施されているか

(7) 受水槽のふたに鍵はついているか

(8) 受水槽の電極棒の長さは適切か


6 排水設備工事

(1) 配管材料・口径の確認


(2) 屋外排水の流れの状況

勾配こうばいは適切か

(3) マンホールふたの耐圧は適切か

(4) マンホールふたのレベルは適切か

(5) 漏水箇所の確認

(6) ますの破損はないか

(7) 掃除口と床の仕上げは適切か


(8) 臭気の逆流は心配ないか

厨房器具類の排水に留意

7 衛生設備

(1) 水洗・器具類のがたつきはないか

(2) 水洗と壁のすき間はないか

(3) 自動水洗の作動状況は良好か

(4) 洗浄水の量と圧力は適切か

(5) 大便器のトラップは汚れていないか


8 消火設備

(1) スプリンクラーヘッドと天井のおさまり

(2) 消火栓箱と壁のおさまり


9 ガス設備

(1) ガス漏れ感知器の作動状況は正常か

(2) ガス漏えいテストは実施しているか

(3) 遮断弁は正常に作動するか


10 さく井設備

(1) 揚水試験は適切か

(2) 水質検査は実施しているか

(3) 電気検層結果とストレーナーの位置関係は適切か

(4) 充てん砂利とストレーナーの目幅は適切か

(5) 水位の運転状況は適切か


11 し尿浄化槽

(1) 土留め等の仮設工事は適切か

(2) 残土の処理は適切か

(3) ふたの取付状況は適切か

(4) 仕上げモルタルは良好か

(5) 騒音対策は配慮されているか


12 空気調和設備

(1) 風切音は発生していないか

(2) 騒音は許容値を超えていないか

(3) 吹出口・吸込口のおさまり

(4) 風量のバランスは良いか

(5) ダンパー類の取付けは適切か

(6) ファンコイルの取付けは適切か

(7) 主要機器の中央制御は良好か


13 ダクト工事

(1) ダクトの補強工事は適切か

(2) 水抜き穴はあるか

(3) 防鳥網・防虫網はあるか

(4) 吹出口で結露は発生していないか

(5) 支持は適切か


14 自動制御

(1) ON・OFF制御は適切か

(2) 状態監視は適切か

(3) 故障・警報表示は適切か

(4) 補器類は適切か


15 解体・撤去

(1) 専門業者に適切に委託されているか

汚水や油のくみ取り等

(2) 建設廃材の処分は適切か

書類にて確認

(3) フロンガスの処分は適切か

書類にて確認

(4) 廃止届出を提出しているか

危険物・浄化槽・夕ンク類

つくばみらい市建設工事検査技術基準

平成28年12月28日 訓令第14号

(平成29年1月1日施行)

体系情報
第6編 務/第4章
沿革情報
平成28年12月28日 訓令第14号