1948年12月10日、第3回国連総会で世界人権宣言が採択されました。世界人権宣言は、全世界に通用する基本的人権尊重の原則が定められており、世界各国の憲法や法律にも取り入れられています。採択日である12月10日は、「人権デー(Human Rights Day)」と定められています。
法務省と全国人権擁護委員連合会は、世界人権宣言の採択を記念し、毎年人権デー12月10日を最終日とする1週間(12月4日~10日)を「人権週間」と定めました。
人権週間には、一人一人の人権意識を高め、人権への理解を深めてもらうため、全国各地で人権に関する様々なイベントが開催されています。
現在、様々な偏見や差別が依然として存在しており、様々な人が苦しんでいます。この人権問題を解決し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「誰一人取り残さない」社会を実現するためには、私たち一人一人が人権尊重の重要性を改めて認識し、他人の人権に配慮した行動を取ることが大切ではないでしょうか。