子どもの定期予防接種
予防接種は、感染症から子どもを守るため、また感染症の流行を防ぐために、病気になる前に感染症の原因となる抗原物質(ワクチン) を接種することで免疫をつくるものです。
感染症やワクチンの特徴、副反応については、「予防接種と子どもの健康」に記載されていますので、内容をよく読み、理解していただいた上でお子さんの体調がよい時に予防接種を受けましょう。
つくばみらい市では、新生児訪問のご案内と一緒に「予防接種予診票」と「予防接種と子どもの健康」を郵送いたします。
転入の方は、前市区町村の予診票は使用できません。母子健康手帳をご持参の上、健康増進課窓口(保健福祉センター内)で手続きをお願いします。郵送ご希望の方は、事前にご連絡ください。
定期予防接種は住民登録している市区町村で接種できます。つくばみらい市から転出される方は、転出先の市区町村にご相談ください(転出日=異動日当日からつくばみらい市での助成不可)。
定期予防接種の対象年齢と接種回数
定期予防接種は、下記のとおりになります。
ワクチン | 対象者 | 初回接種の開始時期 | 接種時期の諸注意 | 接種回数 | 接種間隔 |
---|---|---|---|---|---|
※初回接種の開始時期によって接種できる回数が異なります。 |
生後2か月から生後60か月に至るまでの間 | 生後2か月から生後7か月に至るまでの間 | 生後12か月に至るまでの間 | 3回 ※注1 |
27日以上 |
〈追加〉初回接種終了後7か月以上、標準的には13か月までの間隔をおいて | 1回 | − | |||
生後7か月から生後12か月に至るまでの間 | 生後12か月に至るまでの間 | 2回 ※注2 |
27日以上 | ||
〈追加〉初回接種終了後7か月以上、標準的には13か月までの間隔をおいて | 1回 | − | |||
生後12か月から生後60か月に至るまでの間 | 1回 | − | |||
小児用肺炎球菌 ※初回接種の開始時期によって接種できる回数が異なります。 |
生後2か月から生後60か月に至るまでの間 | 生後2か月から生後7か月に至るまでの間 | 生後24か月に至るまでの間 | 3回 ※注3 |
27日以上 |
〈追加〉初回接種終了後60日以上の間隔をおいた後であって、生後12か月に至った日以降 | 1回 | − | |||
生後7か月から生後12か月に至るまでの間 | 生後24か月に至るまでの間 | 2回 ※注4 |
27日以上 | ||
〈追加〉初回接種終了後60日以上の間隔をおいた後であって、生後12か月に至った日以降 | 1回 | − | |||
生後12か月から生後24か月に至るまでの間 | 2回 | 60日以上 | |||
生後24か月から生後60か月に至るまでの間 | 1回 | − |
※注1:生後12か月に至るまでの間に3回完了しない場合は、残りの回数は行わず、追加接種を行います。
※注2:生後12か月に至るまでの間に2回完了しない場合は、残りの回数は行わず、追加接種を行います。
※注3:生後12か月を超えて初回2回目の接種をした場合は、初回3回目の接種は行わず、追加接種を行います。
※注4:生後24か月に至るまでの間に2回完了しない場合は、残りの回数は行わず、追加接種を行います。
ワクチン | 対象者 | 標準的な接種期間 | 接種回数 | 接種間隔 |
---|---|---|---|---|
ロタウイルス | ロタリックス(1価)を使用する場合は、出生6週0日後から24週0日後までの間にある者 | 1回目の接種は、生後2か月に至った日から出生14週6日後 | 2回 | 27日以上 |
ロタテック(5価)を使用する場合は、出生6週0日後から32週0日後までの間にある者 | 3回 | |||
B型肝炎 | 生後1歳に至るまでの間 | 生後2か月に至ったときから生後9か月に至るまでの間 | 2回 | 27日以上 |
1回 | 第1回目の注射から139日以上 | |||
BCG | 生後1歳に至るまでの間 | 生後5か月から生後8か月に達するまでの期間 | 1回 | ー |
四種混合 |
生後2か月から生後90か月に至るまでの間 |
【第1期初回】 生後2か月から生後12か月未満の間 |
3回 | 20日以上 |
【第1期追加】 第1期初回3回目終了後、6か月以上、標準的には12か月から18か月までの間隔をおく。 |
1回 | 第1期初回接種(3回)終了後、6か月以上 | ||
※注5 |
【第1期】 生後12か月から生後24か月に至るまでの間 |
1回 |
|
|
【第2期】 小学校就学前の1年間(年長にあたる1年間) |
1回 |
|
||
水痘 | 生後12か月から生後36か月に至るまでの間 | 1回目の注射は生後12か月から生後15か月に達するまで。1回目の注射終了後6か月から12か月までの間隔をおく。 | 2回 | 3か月以上(標準的には6か月から12か月まで) |
日本脳炎 |
【第1期】 生後6か月から生後90か月に至るまでの間 |
【第1期初回】 3歳に達した時から4歳に達するまでの期間 |
2回 | 6日以上(標準的には6日から28日まで) |
【第1期追加】 4歳に達した時から5歳に達するまでの期間 |
1回 | 第1期接種終了後6か月以上(標準的にはおおむね1年を経過した時期) | ||
【第2期】 9歳以上13歳未満 |
【第2期】 9歳から10歳 |
1回 | ー | |
2種混合 ※注6 |
【第2期】 11歳以上13歳未満 |
11歳に達した時から12歳に達するまでの期間 |
1回 | ー |
ヒトパピローマウイルス(HPV) | 小学校6年生から高校1年生の女子(12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子) | 2価:13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間 |
3回 |
1か月の間隔をおいて2回、1回目の注射から6か月の間隔をおいて1回 |
4価:13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間 |
3回 |
2か月の間隔をおいて2回、1回目の注射から6か月の間隔をおいて1回 | ||
9価:13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間 |
3回 ※注7 |
2か月の間隔をおいて2回、1回目の注射から6か月の間隔をおいて1回 |
※注5 「麻しん風しん混合〈第2期〉」は対象年度の4月に郵送します。
※注6 「二種混合〈第2期〉」「日本脳炎〈第2期〉」の予診票は、誕生月の次の月に郵送します。
※注7 開始する年齢や接種のタイミングによって接種の回数が異なります。
予防接種の特例について(特例措置)
日本脳炎の特例対象者:平成19年4月1日以前に生まれた20歳未満の方
予防接種による健康被害が否定できない症例が発生したため、平成17年5月より、 日本脳炎予防接種の積極的な接種勧奨の差し控えをしていましたが積極的な勧奨の差し控えにより接種を受ける機会を逃した特例対象者については、20歳未満までの間、公費で接種を受けることができます。
接種を希望される場合は、健康増進課までお問い合わせください。
※日本脳炎に係るQ&A(厚生労働省)は「厚生労働省」のホームページを参照ください。
ヒトパピローマウイルス(HPV)のキャッチアップ接種対象者:平成9年4月2日から平成19年4月1日生まれの女子
HPVワクチンの積極的な勧奨の差し控えている間に定期接種の対象であった方を対象に、キャッチアップ接種を行うこととなりました。
詳細につきましては、こちらをご確認ください。
予防接種の年齢の考え方
予防接種法における年齢、月齢の計算方法は年齢計算に関する法律及び民法143条を適用します。
対象年齢が、「に至るまでの間」「歳未満」の場合、誕生日の前日までとなります。
異なった種類のワクチンを接種する場合の間隔
先に接種するワクチンの種類 | 接種間隔 | 次に接種ワクチンの種類 | |
---|---|---|---|
注射生ワクチン | BCG 麻しん風しん混合 水痘 任意接種 おたふくかぜ 等 |
27日(4週間)以上 | 注射生ワクチン |
間隔制限なし | 経口生ワクチン 不活化ワクチン |
||
経口生ワクチン | ロタウイルス | 注射生ワクチン 経口生ワクチン 不活化ワクチン |
|
不活化ワクチン | 四種混合 不活化ポリオ 二種混合 日本脳炎 ヒブ 小児用肺炎球菌 ヒトパピローマウイルス(HPV) B型肝炎 任意接種 季節性インフルエンザ 等 |
※新型コロナワクチン予防接種を受ける方へ
原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時接種できません。新型コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
実施方法
個別接種
定期予防接種が可能な医療機関
事前に確認すること
- 接種予定の医療機関へ予約はしましたか?
- 「予防接種と子どもの健康」を読みましょう。
※予防接種を受ける際に知っておきたい予防接種の知識や注意点がのっている冊子です。 - 予防接種の必要性、効果及び副反応など理解しましたか?
※分からないことがあれば、メモしておきましょう。 - つくばみらい市定期予防接種予診票はありますか?
※予診票がお手元にない方は、再発行ができます。下記をご持参のうえ、健康増進課窓口もしくはおやこ・まるまるサポートセンターで申請してください。
- 母子健康手帳(必ずご持参ください。)
- 予防接種予診票交付申請書 [PDF形式/78.75KB]
郵送ご希望の場合は、事前にご連絡ください。
未成年者が定期予防接種を受けるには原則保護者の同伴が必要です。
保護者とは、親権を行う者または後見人をいいます。安全に予防接種を受けられるよう、下記のことに注意のうえ、接種日当日に予防接種を受けるかどうか判断してください。
- 13歳未満の方で保護者が同伴できない場合
事前に、保護者が委任状を記入し、接種当日同伴する親族が医療機関に持参してください。
委任状は、健康増進課窓口、医療機関窓口でお受け取りになるか、または下記よりダウンロードできます。
つくばみらい市定期予防接種委任状 [PDF形式/91.91KB]
- 13歳以上の方(ヒトパピローマウイルス(HPV)・日本脳炎)で保護者が同伴できない場合
事前に、保護者が予診票を確認し、予診票の「保護者同伴できない場合」の欄に、保護者自署・緊急連絡先をご記入ください。接種当日、接種者本人が医療機関に持参してください。接種者本人のみで接種を受けることができます。
当日に確認すること
- お子さんの体調は良いですか?
≪受けるのに適当でない場合≫- 明らかに発熱している方(37.5℃以上)
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 予防接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな方
- 医師が不適当な状態と判断した方
麻しんについては治癒後4週間程度、風しん・水痘・おかふくかぜ等については治癒後2~4週間程度、突発的発疹・手足口病・伝染性紅斑等のウイルス性疾患については治癒後1~2週間程度の間隔をあける必要があります。
- 予診票の記入もれはありませんか?
- 忘れ物はありませんか?
- 定期予防接種予診票
- 母子健康手帳
- 被保険者証(健康保険証)
- 委任状(保護者が同伴できない場合)
- 医師に確認したいことがある場合はメモ等
予防接種を受けた後の注意事項
- 予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがありますので、接種場所でお子さんの様子を観察しましょう。
- 接種当日は激しい運動は止めましょう。
- 入浴は差し支えありませんが、注射の場合、接種部位はこすらないように注意しましょう。
- 接種後、生ワクチンでは1か月、不活化ワクチンでは1週間は、健康状態に注意しましょう。
副反応
- 予防接種のあとに、熱が出たり、機嫌が悪くなったり、接種部位が腫れたり、しこりが出たりすることがありますが、このような好ましくない変化を副反応と言います。
- ワクチンの接種によりますが、副反応のほとんどはワクチンに対する生体の一時的な反応で、2~3日で自然に治ります。
- 接種の部位のひどい腫れや、高熱、ひきつけ、嘔吐など体調の変化があったら、速やかに医師の診察を受けてください。
※各ワクチンの詳細な副反応につきましては、「予防接種と子どもの健康」でご確認ください。
予防接種健康被害救済制度
予防接種は感染症を防ぐために重要なものですが、極めてまれに健康被害の発生がみられます。万が一、定期予防接種による健康被害が発生した場合には、救済制度がありますので、健康増進課にお問い合わせください。
長期療養により、定期予防接種を受けられなかった方
「長期療養により、定期予防接種を受けられなかった方」のページをご覧ください。
県外に長期里帰りをされている方
やむを得ない事情により、茨城県外の医療機関で子どもの定期予防接種を希望する場合、 事前の手続きにより公費負担で接種することができます。手続き後、接種までに1か月程度かかる場合もありますので、 接種する医療機関が決まったら、早めに健康増進課へご連絡ください。
予防接種要注意者紹介制度
予防接種を受ける時に注意を要すると判断された方に対し、「予防接種要注意者紹介制度」があります。この制度を利用するときは、かかりつけの医師とよく相談をして、「予防接種要注意者紹介状」の作成を依頼してください。その後、母子健康手帳、「予防接種要注意者紹介状」を持参し、健康増進課窓口で申請してください。
なお、以下の病院に通院中で要注意者に該当する場合は、かかりつけ医から「予防接種の指示書」を受け取り、その後、健康増進課窓口で申請してください。
※申請後書類作成に数日を要します。余裕を持って申請してください。
予防接種要注意者受け入れ医療機関
- 筑波大学附属病院
- 筑波メディカルセンター病院
- 総合病院土浦協同病院
- JAとりで総合医療センター
- 茨城県立こども病院
関連リンク
関連ファイルダウンロード
- 予防接種予診票交付申請書PDF形式/78.75KB
- 【概要版】小学校6年~高校1年の女の子と保護者の方へ大切なお知らせPDF形式/4.06MB
- 【詳細版】小学校6年~高校1年の女の子と保護者の方へ大切なお知らせPDF形式/5.61MB
- HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へPDF形式/1.24MB
- つくばみらい市定期予防接種委任状 PDF形式/91.91KB

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問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは健康増進課です。
保健福祉センター内 〒300-2422 茨城県つくばみらい市古川1015-1
電話番号:0297-25-2100(内線:4501~4514) ファクス番号:0297-52-0990
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- 2023年7月14日
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